- 高校生自然環境ミーティング
2008年に開かれたG 8洞爺湖サミットをきっかけに、北海道の高校生達が自分たちの未来をまじめに話し、持続可能な社会づくりへのアイディアを社会に向かって発信していく「北海道高校生自然環境ミーティング」がスタートしました。
普段は勉強に追われ、社会への関心は希薄だと言われている彼らに、社会で起こっていることをきちんと伝えることができているのでしょうか。5年、10年と回を重ねることで、北海道の高校生の環境意識が向上することを願っています。
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2013
北海道高校生自然環境ミーティング 2013
日 程:2013/8/5(月)〜7(水) 2泊3日
場 所:当別エコロジカルコミュニティー事務所(旧川下小学校)
参加者:標茶高校、上川高校、長万部高校の22名の生徒と先生
ゲスト:福井 大祐さん(NPO法人EnVision環境保全事務所、元旭山動物園勤務)
プログラム:アイスブレイク/ゲストスピーチ/各校の環境活動発表/フィールドワーク
水質調査/ディベート「動物園、ペットショップはなくすべきか」
グループワーク「自分たちで出来る環境への取り組み」
2008年の洞爺湖で行われたG8サミットに合わせてスタートしたこのミーティングも、今回で6回目になりました。
今年も標茶高校、上川高校、長万部高校から22名の生徒と先生が参加。TECの事務所である旧川下小学校に寝袋で寝泊まりしながら、自炊や仲間とのグループワーク、バーベキューなどを通して、それぞれの高校生が一緒になって、楽しみながら学んでいきます。
プログラムは、ゲストスピーチ、ワークショップ、フィールドワーク、ディベート、交流会が行われ、
高校生のパワーで良いミーティングになりました。
★1日目
今年はいつもより少し多い22人が参加。去年から引き続きの参加の生徒もいましたが、ほぼみんな初対面です。これから3日間寝食をともにする仲間をつくるために、まず初めはアイスブレイクで緊張をほぐしていきました。
続くゲストスピーチは元旭山動物園職員の福井大祐さんにお越しいただき、「高校生に伝えたい北海道の野性動物」と題して、ワークショップを交えながらお話しをしていただきました。ペットと野生動物の違いや、近頃の動物に関する問題についての、身近なトピックを交えたお話でした。元動物園職員という立場から、人間と動物の関係性を問いなおす内容で、高校生たちは真剣に聞き入っていました。
その夜は各校の環境活動の発表。科学的な調査やプロジェクトは引き続き行われているのですが、地域との関係やサービスラーニング的な取り組みに広がっていければ良いのになあと思いました。
★2日目
2日目はフィールドワーク。普段から地元の川の水質調査に取り組んでいる上川高校の生徒がお手本となって、当別川と石狩川の水質調査を行いました。水質調査という科学的な数値よりも、他校の生徒に教える、教わりながら視野を広める、関わる事を大切にしていました。
最後は日本海で泳ぎ(?)、温泉に入って帰って来ました。(TECの事務所にはシャワーがありません)帰りはソフトクリームを食べにロイズ太美工場に立ち寄りました。
この日の夜は「動物園やペットショップはなくすべきか」をテーマにディベートを行いました。各校対抗ではなく、ランダムにメンバーを組み合わせたグループワーク。それぞれグループの意思決定をしながら、自分の意見を堂々と意見・発表していました。前日の福井さんの話も踏まえて、深い対話が出来ました。高校生もなかなかですよ。
★3日目
最終日は3日間の体験をもとに、自分たちで出来る環境への取り組みをグループに分かれて話し合い、ひとりひとり宿題として持ち帰りました。普通の生活の中で、できることから環境へのアクションを始めていく取り組みです。
みんなの取り組みと報告は、順次ホームページでお伝えしていきます。みなさん待ってます。
*北海道高校生自然環境ミーティングは(株)ロイズコンフェクトさんの支援により実施することが出来ました。ありがとうございました。また(株)北海道コカ・コーラボトリングさんより飲み物を提供していただきました。
主催:北海道自然環境ミーティング実行委員会
共催:NPO法人 当別エコロジカルコミュニティー
後援:環境省北海道事務所、EPO北海道、北海道、北海道教育委員会、北海道高等学校校長会、
当別町、当別町教育委員会、(財)北海道環境財団、環境学習フォーラム / 協賛:(株)ロイズコンフィクト