
インタープリターズ・ワークショップ in Tokyo
- プログラムの作成から実施までをサポートするガイドブックのポイント -
@国立オリンピック記念青少年総合センター

『インタープリターズ ガイドブック』(初版)の翻訳が出版されてから約30年。わたしたちは2018年にその後の改訂版である〈第4版〉を翻訳出版し、副題を『意味の探究を促すガイドの技術』としました。
この本の第1章では、インタープリテーションの発展の歴史が今まで以上に詳しく描かれていて、インタープリテーションが生涯学習や市民教育における学びとして進展してきたと改めて気づかされました。そして、この30年の間に起こった学びに対する理解を、実証主義から構成主義への変化に伴って書き改められているところにも注目しています。
本書は、ウィスコンシン大学のテキストとして出版されました。そして、同大学のインタープリター育成コースで使われてきた30年のノウハウが、この本の中の3つのワークシートに詰まっています。ワークシートを使いこなすためには、インタープリテーションの理論やスキルを理解するだけではなく、繰り返し練習しながらインタープリター自身が身につけていくように作られています。
今回のワークショップでは、この『インタープリターズ ガイドブック』に書かれているガイドにおける学びの変遷や3つのワークシートを作成するステップだけではなく、その背景にある理論やスキルを紹介し、インタープリターの実践に役立つポイントを持って帰っていただければと思っています。もちろん、ここでいうインタープリターは自然ガイドや環境教育に関わる方だけではなく、博物館や美術館、動物園や植物園、さらには学校の教師など、全てのガイド(教師ではなくファシリテーター)にヒントを与えることができる思っています。
今回のワークショップは、(一財)自然公園財団との共催で開催することができました。財団が管理しているフィールドにおけるインタープリテーションには長い歴史があります。今までの日本におけるインタープリテーションの取り組みのお話もしていただきながら、このテキストと重ねることができるのではないかと考えています。
短い時間で、尚且つ少人数の募集となっていますが、その分、参加された方との対話の時間も多く取りながら、皆さんと一緒にインタープリターについて語り合いたいと思います。
●日時:2025年12月7日(日) 13:00~16:00
●場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
●参加費:2,500円
●定員:20名
●話題提供:
・鳥居 敏男さん(一般財団法人 自然公園財団 専務理事)
・山本風音(合同会社ラーニング・アウトドア)
・山本幹彦(NPO法人 当別エコロジカルコミュニティー代表)
●お問い合わせ:tectec_ee@yahoo.co.jp(NPO法人 当別エコロジカルコミュニティー)まで。
●共催:一般財団法人 自然公園財団
合同会社 ラーニング・アウトドア
NPO法人 当別エコロジカルコミュニティー
●後援:独立行政法人 国立青少年教育振興機構
詳しい持ち物、集合場所はお申込み後にご案内します
