top of page
プレイベント:当別川カヌー体験・地元食材ツアー

当別町川下地区の、地域の魅力を発掘し発信していくネイチャーセンタープロジェクト。豊かな自然環境をベースに、地域の資源や文化が魅力となって、人が集まりつながるための拠点づくりです。地域の自然、食、農業、特産物などをテーマに、それに関わる人やモノを少しずつゆるやかに巻き込みながら、地域に根ざした活動を共に進めていきます。

3年前から進めているのが、この地域の自然や食を味わうお試しイベント。緑豊かな畑の中を流れる当別川をカヌーで下り、地元の食材を使ったランチをみんなで楽しみます。みんながびっくりするぐらいおいしい料理を振る舞ってくれたBarcom Sapporoの塚田シェフや、当別までカヌーを持ってきてくれた湧別町のアウトドアクラブ代表の絹張さん、そのほか、地域の農家や生産者、自営業者、河川担当者、行政職員、主婦、川下小学校の卒業生から、幼稚園の先生、造園業者、新聞社、学生、子どもたちまで、およそ40人のメンバーが集まりました。

おわりに…

昨年に引き続き、大満足で終わった今回のイベント。まだお試し企画の段階ですが、こんな形で、地域の人が知り合いを呼んで、また知り合いが知り合いを呼んで、顔の見える範囲でつながりながら続けていきたいと考えています。

外からたくさんの人を呼び込んで経済効果を、新しく商品開発をしてPRを、という動きが地域活性として捉えられがちですが、地域の住民自身が主体となって、その場所に誇りを持ちながら元気で幸せに活き活きと暮らしていけることが、まちづくりにとって大切なんだろうと思います。そのためには街の人たちの新しい視点も必要です。外から来た人が札幌にほど近い場所にある当別の自然や食材に感動していたように、地元の人も、川の中からの景色やいつもの食材の違った食べ方といった新たな発見がありました。自分たちの地域の可能性に改めて気づいた瞬間でもありました。そんなふうに、お互いに関わりあって、居心地のよいコミュニティがこの地に根ざしていくことを目指していきます。

そんなふうに続けていくためには、時にはこのイベントのような華やかなことばかりではないかも知れない。多くのことは地味で地道なことかも知れない。多くの人には響かないかもしれない。それでも、ずっと関わっていたいと思うように、また来たいと思うように、少しずつ、出来るところから進めていきます。

​いままでの暮らしや歴史を見つめながら、人と自然とつながり、これからの生活や文化を作っていく。TECの新しい挑戦です。

主催:NPO法人 当別エコロジカルコミュニティー

bottom of page