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​道民の森の宿泊学習におけるTECのガイドラインのご紹介です。学校、子どもたち、保護者の方々が安心して野外プログラムに参加していただけることを第一に考えて作りました。

ガイドラインに沿った今年のワンダースクールプログラムです。

今まで積み重ねて来た体験プログラムができないのは残念ですが、万が一にでも誰かが感染していてもできるだけ他人への感染リスクを抑えるためのプログラムです。そのため、どの活動も基本は個人での体験になりました。個人で体験して、終わってから小さなループで振り返りと分かち合いを行い、体験したことの共有を野外ですからフィジカルディスタンス十分な状況で行います。

また、プログラムを個人活動にした理由の一つは、一人になって自分のペースで自然と向き合うことで、COVID-19パンデミックの影響でステイホームや学校再開後の密度の濃い勉強によるストレスを少しでも軽減できるきっかけにならないかとの思いもあります。自分のやってみたい活動を見つけてチャレンジしてみたり、俳句を作って言葉で気持ちを表現する中で、自分を取り戻してくれれば嬉しいなあと思っています。もう一つは、学びの責任を子どもに移行する試みで、数年前から取り組んでいたのですが、「教えてもらえる」から「やってみながら考える」への転換です。

 

このような理由から、「森の俳句ハイク」は心の表現を、「チャレンジ25」は主体的な学びを、「森のビンゴ」は探究心のきっかけとなるプロとして作りました。特に、「森のビンゴ」は事前学習がポイントです。少し余裕があるようでしたら取り組んでみてください。必要でしたら、オンラインで事前学習のお手伝いもします。

自然は子どもたちの学びを芽生えさせてくれる土壌になるといつも思っています。このCOVID-19の状況をチャンスに変えて、今までにない発想で、これからの子どもたちに本当に必要な特別活動にしてゆきましょう。

道民の森での宿泊学習において、学校を出発してから帰るまでの全工程(まだあると思います)のリスク要因を書き出し、リスクの内容と対策を一覧表にしました。ぜひ、宿泊学習のプログラムを企画されるときのリスクマネジメントにお役立てください。

また、宿泊学習のプログラムを実施していて感じるのは、子どもたちが感染を心配しているということでした。そこで、この一覧表の右の欄に「子ども」とあるところは子どもたちと一緒に対策を考えてください。そうすると、この一覧表が教材にもなります。決められた対策を守るのではなく、自分たちで決めたプロセスに関わることで自分事として主体的な行動につなげることができます。

​これからの感染症との暮らしをしていく上で、リスクマネジメントを学ぶことは今年からの宿泊学習の一つの目標になるのではないでしょうか。

 キャンプファイヤーはどのようにしたら良いのだろう? 野外炊飯はどうしよう? 

 学校の授業については文部科学省も「学校の新しい生活様式」で詳しく書かれていますが、宿泊学習については利用施設に任されている状況で、どの学校でも担任の先生にとっては荷が重い状況ですね。

 今年はちょっとトリッキーな宿泊学習ですね。昨年通りのスケジュールではうまくいかず、感染対策をするにも、どこに、どのようなリスクがあるかも想像できず、手探りでスケジュールを考えておられることかと思います。TECでは少しでも皆さんのお役に立てればと、COVID-19感染を防ぐアイディアと参考になる資料を集めてみました。ただ、決してこれで感染しないというものではありませんのでご了解ください。タイトルのCOVID-19時代新い学校生活と宿泊学習​」をクリックしていただくと新しいページに飛びます。この機会に宿泊学習自体を考え直す機会にもなればと思います。

​ 安全で有意義な宿泊学習になることを願っています。

COVID-19対応のTECワンダースクールプログラムを写真でご報告しています。これから道民の森での宿泊学習を計画されている方はイメージしていただければ幸いです。また、他の施設を利用される学校の方もこのようなプログラムはいかがですか?

​海外の資料

アメリカキャンプ協会が外部の専門家と共同で作成したガイドラインです。

アメリカのボーイスカウトが感染症対策を紹介しています。

日本の資料

文部科学省:学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル〜学校の新い生活様式(2020.9.3Ver.4)

文部科学省:学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル〜法令など資料〜

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